研修会当日に書いていただきました、質問の回答です。
①スキップの指導
まずは、その場ケンケン ケンケンをしている反対側の足は膝をしっかりとあげるようする
〔右右左左右右左左〕
〔みーぎーひだりーみーぎーひだりー〕
上手になってきたら、タンタン、タンタン・・・のリズムをタンタ、タンタ、タンタ、タンタ・・・と変えてみてください。
最初はゆっくり、スピードアップを目指していくとスキップに近づいていく。
左右の切り返しペースを速めると次第にスキップへつながる
腕はマリオのように振り上げる。
リズムがうまくとれない場合は、
タンタ タンタ のリズムを手拍子でも練習する
先生と手をつないで一緒にリズムをとってやる
できる子と出来ない子をセットにして手をつないでやる
後ろからクマが来た~なんて言ってケンケン(タンタン)のリズムを急ぐようにしてやると自然とスキップになってたりします。
②通る声の出し方
まずは腹式呼吸。
普段の喋りは口で喋るイメージ
通らせるときは、喉よりも下を使うイメージ。
そして声をストレートに出すのではなく、山なりで遠くに飛ばすイメージ(やまびこのような)(例)通る=投げると仮定
遠くに投げたいときはまっすぐ投げても遠くに届かない。遠くに飛ばすには山なりで投げるイメージで。
声が出ない人は笛を吹いてから話す
特に聞かせたい話は、”あのね…ここだけの話だけど…”と内緒話風で話し出す。
大きい声でしゃべるというよりも、声のトーンをあげたり下げたりゆっくり話したり、
あるいは、おもちゃを作ったり、抑揚をつけた声の出し方が、子どもたちをひきつけ、
みんなに伝わると思います。
③縄跳びの縄の長さ
両手で縄を持ち、気をつけ!足で縄を踏み、小さく前にならえ!余裕を持って90度に手が曲がる長さ(へそ〜肩)ぐらいが良いです。
あやこうさは少し長めがやりやすい
二重跳びなんかは、速く回すので少し短めが回しやすかったり。工夫してみてください☆
④縄跳びで肩回しから手首回しへの移行のヒント
肩の力を抜かせるためにやる前に手をぶらぶら〜♪させてから
ぐるりと回して1・2・3♪
「3回を素早くとぶこと」を目標にスピードアップを目指していくと
回数を決めて早く出来た方の勝ちという遊びをしたりすると、勝ちたいが故に、回し方がコンパクトになってきて手首回しになってくる。
(早く回すには大きく回すよりも、小さく回す方が早いよね、的な声掛けなどで誘導していく)
肩回し→ひじ回し→手首回しへと段階をふむ
タオルの端っこに結び目を作ったものを、
まず片手でまわす。慣れてきたら両手に持ち振り回してみましょう☆これなら引っかかりませんしね!
結び目が下側にきます。重しなので回すときに遠心力を生み出します。
跳びながら教えるというよりは、回すだけ、、、で教えていきます。必ず脇をしめるんだよ~と言ってあげましょう。脇をしめて体側で回す。
タオルでなくても、古い縄跳びなら真ん中で切っちゃってやっても良いですね!
⑤片手ボール投げの上達のコツ
まずは、小さいボールをたくさん投げる経験を与え元気な腕ふりの感覚を養うとよい。
新聞紙ボール等、大きさを少しずつ大きくしていく。
手のひらサイズ(カラーボール)、拳サイズ(1号球)、顔サイズ(3号球)等新聞紙の量で調整。
ボールを手の平に乗せて歩ける子はボールの中心をとらえています。
形は野球の投手のように横向いて、後ろ体重から前へ体重移動を使って投げるように促す
「パワーを後ろにためて〜前足あげて〜ドッスン♪(前足降ろす)パワー♪(腕をふる)」
大人の見本が大事。
柔らかい、つかめるボールをたくさん投げると良い。
また、つく・・・というのがポイントになってきます。指先の感覚です。
上手につけないと、片手投げもできません。
つく動作は、つきやすい大きめの3号ボールくらいが良いです。
片手で投げ上げて、ボールの重心を捉える感覚を身につける。
⑥苦手な子への誘い方
極端な話、物凄く簡単な事から始めて、褒める
みんなが10なら君は3でもOK
=入り口のハードルを下げてあげる。
少しのできた!を逃さない!褒めて伸ばす=褒めるタイミングを逃さない!
出来ない子ほど、何度もやらせてあげる
カードなどを作りシールなどをご褒美であげる。
縄跳びで、1回だけならやる。という子は跳ばせて、出来たという自信をもたせて、次につなげる
出来ていたらみんなの前で見せるとかなりまた自信が湧いてくるはずです。
苦手→嫌いになります。
1回嫌いと思ってしまった子だとなかなか誘うのが難しいですよね。
どうやってその子の『嫌い』を『好き』に変えていけばいいのかを僕たちも模索しながら、いろいろな方法で試します。
指導の中でも失敗を面白おかしく?できないことをオーバーリアクションで楽しく見せたり。
そして、先生が子どもよりも子どもらしく楽しく見せる。
そんな方法が『好き』への一番の近道になると思います。そんな先生が増えたら子どもたちも楽しいですね☆
⑦逆上がりの補助の仕方
補助者はの立ち位置は、まず斜め前に立つ。
肘が伸びないように子どもの立ち位置も鉄棒から離れないように促す。
重心が鉄棒の下にくるように立たせる
足を前後に開いた状態から後ろの足を蹴り上げる
逆さまになったら、棒とお腹が近づくように、腰の辺りを押してあげると良い。
よく足を持って引き上げて先生たちの筋トレみたいになってしまっている様子をみかけますが、
自分で手を曲げて後ろに回って練習しているんだぞ!という感覚で練習するためには、やはり足を引っ張って補助するのではなく、
腰のあたりを少しの力で押してあげましょう。自分の力を使ってプラスアルファ足りない力を貸してあげる意味で。
明らかに腕が伸びて100パーセント補助者の力で上げないと無理な場合は、研修会でもやったハンドパワーを毎日やりましょうね☆
脚だけを持ち上げると重たくて大変なので
片手で首から背中あたりを支え、鉄棒に胴体を近づけてあげながら
もう片方の手で脚を上げてあげると比較的かるくなります。
最後鉄棒に乗って後半の降りるところでアゴが棒に当たらないように注意する。
⑧跳び箱の前段階の遊び
ケンパや馬乗りや馬降り遊び
4つ足で移動する遊び クマさん歩き
手押し車で移動ゲーム
床で手を使ってかえる跳び(手から前について、足を前にピョン)など
ぞうきんレース
飛び越えジャンプ(平面に置いた障害物をジャンプする=飛び越えるという意識付け)→飛び越えられなくなる高さ→手を使えば跳び箱!→保育者の見本が大切。
いかに簡単そうにやるか!
出来る子がいたらその子にも連続して何回か跳んででもらう!
子どもにイメージさせる!
⑨プール上達法
お風呂で練習が一番!
お父さんお母さんがいる安心した環境で毎日少しずつ練習する
お顔拭き お顔洗い 頭流し お顔つけなど。
水かけ鬼ごっこ(園庭等)プール導入で楽しく、顔に掛かってもへっちゃらパワーをつける!
水中メガネを利用する。
アップップと言うと瞬時に息を溜めて口を閉じれるように練習する
年少→頭から水をかぶる 水に潜る
年中→水に潜る 手と足を伸ばして潜る
年長→手と足を伸ばして潜る けのび けのびバタ足
10 道具無しで遊べる方法
鬼ごっこは、子どもが先生捕まえる!
ロボ鬼=ハンターのような!氷鬼!バナナ鬼!ケイドロ!しっぽ取り!色鬼!ボール鬼!通せんぼ!ケンケン鬼!ハイハイ鬼!ダルマさんが転んだ!〇〇さんが転んだ!
など
指示して触って戻るゲーム(個人戦、チーム戦) (ズバリもの滑り台とか、色や形を指定して)
まず水で線をかきながらこどもを引き連れて探検ごっこ クネクネ道 ぐるぐる道 滑り台の階段につなげて…など
保育者がグルリンコゾーンやハンドパワーコーナーを作れば幅も広がります☆
何もないとこからの発展が、良いアイデアをみつけるきっかけになりますね!
11 精神面でどうやって伸ばせるか?
褒めるタイミング!少しの出来た!を逃さない!
出来そうだった事がついに出来た
という前例を作ってあげる
勝ち負けをしっかり付ける。負けている子に勝つ喜びを与える。
負けて悔しかったり、勝ってうれしいという感情を子どもたちと一緒に感じること!
当然毎日の保育でもそうですが、そういう環境は運動会であったり、何かの大会だったり。そこがチャンス。
その時にその気持ちに一緒に寄り添ってあげることが大事だと思います。
時に先生は意地悪になる!
いつも子どもの要求を鵜呑みにしていてはいけない、時には意地悪なことも必要。
こんなの…難しいからみんなにはムリかなぁ〜。→出来るもん‼︎みたいな。
少し難しい事を達成させる。チームで協調性を持たせる。個人で競争意識を持たせる。
12 悔しいと思う事を大切にしたいが
何かいい方法は?
リレーなどでの勝敗はハッキリ!
ボーナスポイントをハッキリさせる。みんな平等もいいが、勝った喜び負けて次は勝ちたいと思うことが大切になる。
負けた方にアドバイスや盛り上げる声かけが何より大切!!!
負けた事実を受け止め、次につなげる大人の声かけ!
負けたときに相手が喜ぶ姿を見て、次への闘士につなげられるようにするドッチボールをたくさんやる。
何かに向けて一生懸命取り組む環境を作る
本番に向けて、その過程の中でがんばった事の大きい方が悔しい・嬉しいという感情はより一層大きくなります。
負けても頑張っていたところを認めてあげることも大切ですね。
勝ったチームから遊べるとか、出来た人をお手本にするなど
以上
回答をしてくれたメンバーです。
フッカー先生(静岡西地区で主に活躍中)
竹ちゃん先生(島田・榛原地区で主に活躍中
アトム先生(富士・富士宮で主に活躍中)
てっちゃん先生(焼津・藤枝で主に活躍中)
カーズマン先生(浜松・湖西で主に活躍中)
ポッキー先生(愛知県三河地区で主に活躍中)